現場監督業務について(働き方)

September 30, 2015

こんばんは。現場監督業務の大久保です。今、ウダツでは現場監督業務などの求人をおこなっております。

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なので、私の体験しているウダツでの現場監督業務をリアルな目線で皆さんにご紹介したいと思います。あくまで現場監督業務で採用された場合という前提で、今の私と同じ業務をするとしたらという視点なので、、、ウダツの現場監督業務のポイントを大きく分けて3つに絞ってみました。

  1. 全部やる会社
  2. ウダツは物件を購入しリノベーションの設計をした後、工事をして再度販売するところまでをすべておこなう「再販業」のため、会社がリノベーション工事を行う施主であり、設計者であり施工会社であるということです。一般的な現場監督業務は設計者が施主の意向を元に描いた図面を予算、工期、品質を守りながら現実に建ち上げることが仕事ですが、ウダツの現場監督は、購入した物件から既存の図面を起こし、自社で設計施工を行う。全部自分達で行います。
    全部自分達で行うというと聞こえは良いかもしれませんが、その分全てのを行う必要があります。図面もプランニングも製品選定、発注も、工程予算管理も職人の手配、力作業、クレーム対応も。その大変さが何に変わるかというと、全部自分達で行うので工事費や工期を抑えることが出来ます。そうすることによってウダツの商品をお客様に低価格で提供することが出来ます。

  3. 体力が必要な会社
  4. ウダツの現場監督は体力も必要です。例えば現場を解体する場合は大工さんとともに、埃だらけになりながら物件の解体を手伝います。木材や鉄、コンクリートや石膏ボードなど分別しながらガラ袋(工事用のゴミ袋)に詰めてマンションの下まで下ろします。ガラ袋1個が7kg~10kgくらいが100袋くらいでることもあるので、ざっと計算しても、0.7t~1tくらいの荷物を二の腕と台車を使って運びます。マンションの養生も行いますし、解体したゴミを積むトラックも借りてきて運転もします。さらにそのゴミを中間処理施設に持っていくところまでも行います。
    また、現場で使う木材等もマンションの下まで持ってきてくれるだけなので、その木材を現場まで運ぶ作業もウダツ現場監督の業務の一部です。12.5mmの石膏ボードであれば14.1kg 12mmのコンパネであれば11.4kg(木なので軽いものも重いものもあります)を20枚とか30枚とか使用するので石膏ボード20枚頼むと自動的に280kgを現場まで上げる作業が必要になるということです。入社当初は2枚しか持てなかった石膏ボードですが、今は4枚まで持つことが出来るようになりました。ただし4枚が56kgあるとははじめて知りましたが・・・
    こんな作業もあります。葉山の一軒家の現場で庭の木や草を刈るために電動のチェーンソーとエンジン式の芝刈り機を持って1日かけて庭を掃除する作業です。よく公園とかで造園業の方が行っているような作業です。一瞬自分がきこりなのかな?と思うほど木を切りました。笑
    先日の作業も階段の表面のニスをヤスリがけするのに必死でかけていたため、木の粉が体中につき、同じ作業をやっていた職人さんから「おがくずから出てきたカブトムシかと思った」と言われてしまいました。笑
    それだけ、現場では体力も必要ですし、清潔な場所ではありません。

  5. コミュニケーションが必要な会社
  6. 全部自分達でやる!とはいえ、専門的なところは各職人さんにお願いします。但し、職人さんも中々一筋縄ではいきません。ウダツの職人さんはそれでも癖があまりないですが、初めて会った時は「誰だおまえ?」といわんばかりの表情をされます。必要な材料がそろってないと「何も分かってないなー」だし、作り方が分からないで「これ作ってください」というと「どうやってつくるんだ!」になる。それをどういう風にうまくやっていくか。それはコミュニケーションの積み重ねと、作業を見て分からないことは教えてもらう。そして、職人さんも作業をしながらもこちらの様子を見ているので、誠実に対応すれば、関係は深まっていきます。そこまでくるには何日とかの単位ではなく、何ヶ月、何年という単位が必要かと思います。
    また、工事中騒音や埃など現場周辺に影響が出るため、マンションの管理人さんや近隣住民の方々とコミュニケーションをとりながら進めることも求められます。時には怒鳴られるときもありますが、そういう場合にも心臓バクバクしながらも冷静に対応するスキルが求められます。
    細かいことを言い始めたら100個くらい出てきそうなので、ざざーざっと3つに絞ってみました。1を理解し、2と3をバランスよくこなしながら生産製を上げる。この場合の生産製は、より良い商品をより安くより早くより多くということです。ハードルはなかなかの高めです。もしポイント2の「体力が必要な会社」に自身が無いという人でウダツの現場監督業務をしたいという方。大丈夫です。

  7. 誰かにやってもらう
  8. これでで解消することが可能です。要するに2番の体力が必要なのは、誰かがやらなくてはいけないけれども誰に頼んだら良いか分からない仕事です。なのでその誰に頼んだら良いかをこの人に頼む!と決めてお願いしてしまえばいいんです。それで自分でやるよりも生産製を上げられれば「お願いし放題!」です。その按配も2番に勝るほど難しい道ですが・・・

    色々と厳しそうなことを書いてしまいましたが、ウダツのブログは「裸になること」がテーマなので、あえて現場のリアルな表現にしました。
    もし、最後までこのブログを見て、それでもウダツの現場監督として働きたいという方は生粋の現場好きとお見受けされます。是非ご一報をお待ちしております!