レポート:丘の上、自然体の1R(大岡山)

October 01, 2016

大岡山駅から、商店街を通り抜けて徒歩5分

大岡山駅の前には大学のキャンパスがあり、落ち着いた穏やかな雰囲気の街です。駅からマンションまでの道のりはいくつかのルートがありますが、駅を出て右側にある商店街を通っていくのがおすすめです。

この商店街、とてもちょうどいいコンパクトなサイズで、普段の生活に密接したお店が揃っています。駅から家までの道のりのなかに生活に必要なお店が揃っているというのは、暮らしていく上で助かりますよね。

マンションから徒歩3分ほどの場所にもスーパーマーケットがありますので、普段の買い物に不自由することはまずないでしょう。

▲大岡山駅には東急病院が併設されているため、もしもの時も安心です。商店街には100円ショップや薬局など、お店の種類や数が充実しています。

歴史を感じさせながらも、手入れの行き届いた【秀和大岡山レジデンス】に到着

濃いブルーの屋根に白い壁が印象的なマンションに到着しました。ここが、今回ご紹介する【秀和大岡山レジデンス】です。建築されて43年経っていますが、今までも定期的に大規模修繕が行われており、直近では昨年実施されているので古さが感じられません。

▲「秀和大岡山レジデンス」のエントランス。マンションの外壁や床のタイルの柄、あまり見かけない珍しいアーチも可愛いです。

マンションまで来て気づいたことは、マンションが建っている所の下が坂になっていること。このマンションは丘の上に建っているため、他の場所に比べて高い位置にあります。周辺は住宅街に囲まれていて静かですので、周辺環境は非常によいと思います。マンションのエントランスもきれいに整えられており、管理が行き届いていることを実感します。

▲大岡山レジデンス外観。周辺は静かな住宅街で、写真右側は坂になっています。

また、こちらのマンションのおすすめポイントの1つとして、駐車場が空いていることが挙げられます。通常、分譲マンションには駐車場の空きがないことが多いのですが、こちらの秀和大岡山レジデンスには空きがあるため、車を持っている人でも大丈夫です。

無垢のパイン材を利用したフローリングや再利用した天井など、使い込むほどに愛着がわいてくる室内

部屋の中は、約35㎡の1R。窓からの光も十分に差し込むため、天気のよい日中は電気をつけなくてもよいかもしれません。また、フローリングはすべて無垢のパイン材を使用しているため、温かみがありながらどこか開放感がある雰囲気です。

▲縦に長い間取りのため、奥行きが広く感じる室内。右手前にキッチンがあるため、部屋の奥にベッドを置いたりなど、暮らしに合わせて生活空間を分けやすい作りになっています。また、パイン材を使用したフローリングにより通常よりも足になじみやすく、裸足で歩いてもどこかやわらかさを感じます。

今回、こちらの物件をご案内していただいたウダツの関田さんにお話を伺いました。

「パイン材は自然素材なので、自然の風合や温かみが好きな人におすすめです。扱いは少し難しい面もあり、1年に1回はワックスをかけてメンテナンスをしたり、同じ位置に家具などを置いていると跡がつきやすく、その点では少し注意が必要です。ただ、パイン材のおもしろさは、経年化を楽しめること。飲み物のシミが残ってしまっても、パイン材の場合、少し手間はかかりますがやすりでその部分を削るともとに戻るんです。「古くなって劣化していく」という考え方より、「経年のおもしろさを楽しむ」といったイメージですね」

▲ウダツの関田さん。今回の物件でこだわった所や、実際に住む上での注意点など、とても丁寧に教えてくれました。

天井は、元々あった天井のボードを一枚剥がし、出てきた木毛セメント板を白く塗装して再利用されています。照明は天井にライティングレールが引かれており、備え付けのスポットライトがついています。

▲木々が重なっているように見えるラフな感じの天井は、品がありながらもなかなか珍しい風合いです。スポットライトは取り外しが可能で、ペンダントライトをつけることもできます。吊り天井のため、ペンダントライトの重さには気をつける必要があります。

温かみと開放感に溢れた空間に共存する、広々としたオープンキッチン

▲スタイリッシュなデザインながら、どこか温かみを感じるオープンキッチン。

今回の物件のポイントの1つが、料理好きの人をイメージして作られたオープンキッチン。料理が好きな人にとって、キッチンの使いやすさはとても大切ですよね。

▲本体部分は無垢の木材でできています。カウンターテーブルにもなるキッチンなので、ここで軽食や晩酌も楽しめます。

驚いたのは、「かゆい所に手が届く」収納や備品の数々。例えば、壁のポール。S字フックをつければフライ返しやお玉などを引っかけられます。

▲壁に取り付けられているポール。天井の吊るし棚。鍋やフライパンなど、いろいろなサイズのものを置けるので安心です。

吊るし棚の下には、ワイングラスホルダーが取り付けてあります。

▲ワイングラスホルダー。ワイングラスは置き場所や扱いが難しいですが、ここならば安心です。

写真には写っていませんが、キッチンの下には調味料棚と引出しの収納もあるため、キッチン用品や調味料などの置き場所にも困りません。

▲シンクはやや小さめですが、シャワーヘッドは伸びるだけでなく、左右に動かすこともできます。排水溝も広めのサイズなので、食器洗いもしやすいでしょう。

「1Rの物件で、これだけキッチンに力を入れている部屋は他にはなかなかないと思います。キッチンカウンターがオールステンレスになっているのは、料理好きな方へのこだわりです。まるでおしゃれなお店の厨房にいるような雰囲気で、毎日の料理を楽しんでもらえたらと思います」(関田さん)

クローゼットとオープン棚で、すっきりとした収納を

可動式のクローゼットは、清潔感のある白。暮らしに合わせて自由に動かすことができます。

▲引出しの数も多いため、Tシャツや靴下類なども十分入れられます。ただ、夏物と冬物など季節の全ての衣類を収納するのは難しいかもしれません。

▲可動式のクローゼットを動かした場合。来客が来た時の仕切りとしても活用できます。

部屋の入口を入って左側にあるオープン棚は、取り外して高さを変えることが可能です。

▲自然の木の印象が残るラーチ合板を使用したオープン棚。荷物以外にもお気に入りのものなどを飾ったり、さまざまな使い方ができます。

▲クローゼットは壁際に寄せたレイアウトにするとお部屋が広い印象に。

小高い丘から街を見下ろす、すっきりとした眺望

バルコニーからは、住宅街を中心とした景色が広がっています。目の前を遮る建物などは何もないため、見晴しがよく、天気のいい日はカーテンや窓を開けて過ごしたくなります。

ふと不思議に思ったのが、今回の部屋は6階にあるのですが、「もっと高い所にいる気がする…」と感じたことです。関田さんいわく、「ここのマンションは丘の上にあるので、通常よりも高い場所にいるように感じるかもしれません。そのため、建物の高さ以上の見晴しを楽しむことができます」と聞いて納得しました。体感としては、マンションの8~9階から外を眺めているようなイメージです。

▲バルコニーから見た風景。正面に建つビルは6階建てですが、通常のマンションの6階から見るよりも低く感じられます。

扉で仕切られたユニットバスや顔が見えるインターホンなど、住む人のことを考えた作り

お風呂には乾燥機能がついているので、雨の日はお風呂の中で洗濯物を乾かすこともできます。

▲浴槽は、1人で入るには十分な大きさ。シャワーヘッドもデザイン性がありおしゃれです。独立洗面台もあり、鏡の中には小物を収納できます。

▲トイレはウォシュレット完備。備え付けの棚にはトイレットペーパーなどを収納できます。

▲オートロックはありませんが、来た人の顔が見えるインターホンがついているため、女性の1人暮らしでも安心です。
▲エアコンは、部屋奥の窓上部に取り付けることになります。

ベランダでは洗濯物が干せないため、屋上で干す必要がある

実はこちらのマンションは、使用細則の関係でバルコニーに洗濯物や布団を干すことができません。そのため、最上階の洗濯物干し場まで運んできて干す必要があるので、慣れるまでは少し大変かもしれません。

▲屋上にある洗濯物・布団干し場。広々としていてどこか懐かしい雰囲気です。また、遠くには新宿や目黒方面などの景色が広がり、立地の良さがわかります。

しかし、屋上なので直射日光をふんだんに浴びることができるため、乾くのが早いというメリットがあります。また、青空の下で洗濯物を干すのは気分がよいもの。心地よい風に吹かれながら洗濯物や布団を干すという暮らしも楽しいかもしれません。

目黒や渋谷に近く、アクセスも便利な大岡山。この街に暮らす人々は肩肘はらず、自然体で毎日の生活を楽しんでいます。近くに商店街があり、駅からも徒歩5分と便利な場所にありながらも、どこかほっとする雰囲気の秀和大岡山レジデンス。小高い丘の上に建つこのマンションで、料理を楽しみながら毎日を豊かに暮らしてみるのはいかがでしょうか。

全体感を掴んでいただくため、360度カメラで撮影しました。ご覧ください。↓


Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

玄関〜廊下いっぱいのオープン棚、キッチン↓


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取材・文/ライター 河合巧子