杉並区荻窪:Tさん
SOHOで新生活
この物件は築後44年、駅からは徒歩14分、青梅街道の騒音という欠点はあるものの、人気の西荻窪、55㎡2LDKで2000万円台というお手頃な販売価格。若夫婦、小さな子供のいる3人暮らしの方を想定してプランニングしました。結果として、現れた住み手は20代の婚約中カップルのTさんお二人。引っ越ししてから1年後、どんな暮らしをされているのでしょうか。さあ、お宅訪問です。
空間の使い方、暮らしぶり
イメージをかたちに、プチオーダーで快適SOHO
フリーランスのWebデザイナーの旦那様は自宅で仕事をこなすことも多く、アパレル企業へお勤めの奥様も、ミシンが使えるスペースがあったらいいなぁ、と思っていたそうです。
窓際にある4.5Jの洋室をSOHOスペースとして、そんな二人は理想の空間を実現するためにどうすればいいか、はっきりイメージされていました。壁一面の可動式収納棚には、書類やファイル、本や大小さまざまな好きなモノたちの定位置が、スケッチにまとめられていました。
Tさんの部屋全体のコーディネイトは、印象的なウォルナットの無垢フローリングに合わせてしつらえたかのような、 ホワイトと、もしくは床と同じチョコレート色や黒系の家具ですっきりとまとめられています。
白く塗装してある下見板で囲まれたキッチンは、ダイニングとの間仕切り壁が大きく開口され、家事をする人がダイニングとリビングまで家族の様子を見渡せます。外食するのも好きだったけれど、このキッチンのおかげで週5はオウチご飯になったそうです。
どうしてこの物件に決めたのですか?
探していた条件に近く、現物とイメージも同じだった
婚約後、一緒に暮らす物件を特に場所などの条件をしぼらすにWebで見ていました。賃貸だと中央線で2LDKは15-18万円、と考えていた予算をオーバー。購入するにも、新築マンションは相当郊外まで行かなければ買えないし、中古マンションを検討してみることにしたそうです。職業柄、Webリテラシーの高いご主人、この物件を見つけ、その写真を見てピーンときた。
足を運ぼうと思ったのは、なんとここ1件だけ。「他にもいろいろ比較してみた方がいいのでは?」とお勧めしても、「見に行く気になる物件がないから、ココがいいです」と譲らない。
購入決定までのプロセスはあっけないほど自然に流れていったのでした。20代中頃の若いカップルが結婚を機に、ためらいもなく家を買うということ。なかなか出来そうで出来ません。自分達らしい空間や暮らしに対するこだわりがあるからこそ、この選択が出来たのだ、とお部屋を見て感じました。
ここでスタートした新生活、とても楽しいものになりそうですね。Tさん、ありがとうございました。