2014.03.24 (Mon)

ボクたちのパートナー その1(リノベーション)

いざ、自分の物件をリノベーションしよう!となった時に、床材や色決め、キッチン、風呂等の設備、建具やレバーハンドル、照明器具などなど、着工する迄には相当数の選択や意思決定を限られた時間の中でする事になろうかと思います。UDATSUのリノベーションでよく使わせていただいているメーカーや商品をご紹介することで、よりよい選択肢が少しでも広がれば、と考えまして。

≪サンワカンパニー≫

ついに上場までしてしまって、かなりメジャーな存在ではありますが、UDATSUのリノベーション住宅シリーズの「ホワイトボックス」でも登場頻度の高いメーカーです。シンプルかつベーシックで、過度な主張や存在感のないデザインの商品群、キッチンは、ステンレス天板と、余計な丸みのないストレートの面材が特徴。

価格設定は、大手建材メーカーの同等グレードの仕入れ値(下代)と、ほぼ同じレベルに絶妙に設定されています。社員の方に聞いたところによると、商品開発段階で、コストプラスの開発はやらない、売れるプライスで供給できる原価で製作できる工場が見つからなければ、その候補はボツにする、とプライシングに対しての考え方が徹底しているから、このビジネスモデルでここまで続いてきているのだと思われます。家具でいうなら、大塚家具やアクタスで買いそろえるなら、MUJIで揃えた方が気持ちいい!というような趣向のユーザーに支持されるわけです。

販売は、建築業界の慣行である、パンフレットの上代下代の2重価格を廃止、ワンプライスで、プロへもエンドユーザーへも同じ価格で販売することに挑戦し、今ではすっかり定着しています。この点でも素晴らしい成果を出した会社だと思います。つまり、現在でもほとんどすべての大手建材メーカーは、ユーザーがショールームで100万円のシステムキッチンを見て選び、これを工務店は4掛けの40万円で仕入れ、ユーザーへは定価の50%値引きして50万円で売る。そうすると、ユーザーは50%引きの納得感が、工務店は10%の利益があげられる、という仕組みです。「これっておかしくない?」と本当に思います。

メーカーの大義名分は、大量購入してくれて、商品の施工可否判断ができる工務店に売ってもらった方が効率がよい、というもの。でも、それはサプライヤー側の都合、やりやすさ、儲けやすさからの理屈でしかない。
実際のところ、サンワカンパニーがワンプライスでの販売を始めた当初は、同業者からのクレーム電話、FAX、脅迫まがいの手紙や、いやがらせが殺到したとか。どんな業界でも、「これっておかしくない?」を壊して、わかりやすく、使いやすいやり方に本気で変えようとすると、今までのやり方で生きてきた人たちから足を引っ張られたりするものですね。
ボクたちのフィールドである不動産業界は、グローバル化による、アジアの低い人件費との競争にさらされることもなく、20年前と大して違わないやり方で成り立っています。 わが社も新しい企てをやる場合には、同業者がいやがらせをしたくなるくらいユーザーにとって納得感があり、かつ明快なサービス、商品を提供する気概で取り組むことが、必要な時代なのかもしれません。。。
宮島

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