自分なりの現状把握(不動産)

June 08, 2015

こんにちは、宮島です。今の自分、どうして今にたどり着いたのかはよくわかりません。
マージャン、自分の周りに漂っている運気をかぎ分ける嗅覚を養う為に、たまにやります。
良い物件との出会い、今、どうしても物件が必要だ、という立場に追い込まれた時、必死にもがいて探している時にこそ、不思議と出会うものなのです。
ビジネスチャンス、因果応報ということにつきるのではないでしょうか。

大震災などの自然災害、最近日本の火山が噴火し続けています。地震が来たら死ぬかも、と恐れたところでどうしようもありません。神のみぞ知る、それは神様がその人に与えた運命である、と割り切った方が自由になれるような気がします。
自分が無宗教、という日本人、神に対して、敬虔な姿勢などない日本人はボクを含め、結構たくさんいます。この間、上野の井泉というトンカツ屋でカウンターに座ると、あまり関わりたくない人相の悪いお兄さんが隣に。すると、意外にも手をあわせて「いただきます」と、トンカツに一礼してからガツガツと。案外いい人かもしれない、と思ってしまうのは短絡的でしょうか。
真面目という言葉の意味、規則、ルールを守り、言われたことに素直に従うこと、と多くの日本人が思っています。辞書では、「本気、真剣であること。真心がこもっている、誠実であること。」つまり、ビジネスの場が真剣勝負を求められる戦場であるとするならば、戦うための武器は装備したか、日頃から勝つためのトレーニングをしているか?ルールを守るだけでは、勝負には勝てません。
民族性を表す有名なエスニックジョーク、いろいろな国の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。そこで、各国の乗客を海に飛び込ませるためには、どんな風に声をかければいいか?

  • アメリカ人には : 今飛び込めばヒーローになれますよ!
  • ドイツ人には  : 規則ですから飛び込んでください!
  • 日本人には   : みなさん飛び込んでいますよ!
  • 日本人は全体主義なのです。大人から子ども社会までもが「空気をよむ」ということが生きていく為に必要な技術であることからも、民族的なDNAは昔から変っていないのかもしれません。

    昨年、WCを見に行ったとき、ブラジル人に言われました。日本代表の感想は > 本田はいいね。あとは、負けたのにサポーターはゴミを拾って帰ってたね。そこに尊敬はなく、戦うという中では起こりえない行動に対しての驚きが・・・
    この20年間、 世界の中で日本だけが停滞し続けて、大国に差を付けられて新興国に急激に追いつかれ、それでも多くの日本人にさほどの危機感はありません。それは、今のそのままの自分の個性が素晴らしい、だからNO1になれなくてもいい、涙の数だけ強くなれる、という世の中の空気がその一因だ、というのはボクの個人的な偏見かもしれませんが・・・

    今、世界の不動産と比較してみれば、ロンドン、香港、シンガポールのオフィス賃料に対して、もはや東京は激安なのです。為替の影響もあり、その割安感から外国人が東京の不動産を他国と比べて割安だ、という理由で買っています。 ウチのような小さな会社の保有不動産でさえ、外国人が買っていきます。いい値段で買ってくれてありがたい、などと言っている場合ではありません。国際的に見て、今の自社商品が適正価格なのかどうか、見極める目がこれからもっと必要になってくるのでしょう。
    20年前は強い日本円をもって海外旅行をし、他国の割安な生活水準とのギャップを楽しんでいた日本人。今では完全に逆転現象が起こっているのです。これからの20年で、遅まきながら不動産、住宅業界でさえ、世界と競争すること、勝負することが求められることになっていくように感じます。そして、ITとグローバル経済の影響を受けて、雇用や給与水準、今までの既得権益がなくなっていくなど、業界地図がガラッと変わってしまうことも十分ありえるのではないでしょうか。