こんばんは。現場監督の大久保です。先日、現場ではつりを行いました。「はつり」とは簡単にいうとコンクリートを鉄のハンマーで砕いていく作業です。昔、現場でバイトをしたときに親方から、「はつる時はコンクリートの目を見ろ!」と言われたのを思い出しながら作業しました。はつりを数十年やっている職人さんにもなると、コンクリートの砕けていく場所や岩の切れ目が光って見えるのだそうです。鍛錬ってすごい!
ただ、そんな作業をしているので、現場ではもちろん大きな音が出ますし、現場だけでなく、マンション全体に固体音が響き渡ります。
話は変わり、先日たまたま平日の午後に休みをとったので、自宅に居ると、上階からとんでもないはつりの音が聞こえてきました。お隣の方は振動で棚から物が落ちたそうです…そういえばリフォーム工事しますというチラシが貼ってあったなと、
五月蝿いなぁと思う反面、はつり作業をしている時に周りの人はこんな騒音を聞いているんだと改めて実感しました。「人の振り見て我が振り直せ」自分のことだけではなく、それ以外のこともきちんと考えられること。現場監督の職能として必要なことの一つだと感じました。
※写真はとある現場近くで捨ててあった絵。まるで工事が五月蝿いと言われているかのようでした。笑