ユーザーレビュー(UDATSU)

December 08, 2014

こんにちは、宮島です。今週より、UDATSUホームページをマイナーチェンジいたしました。各事業についての説明を詳しくしたことと、TOPタブの数を減らしてよりシンプルにしました。あまりにも変化がマイナーすぎるので、間違い探し的に見てみてくださいませ。また、先月から「レビュー」のページへ掲載させていただく取材を増やしていて、こちらも適宜記事をUPしていきますので、ご興味あれば是非どうぞ。

最初にこの業務をやろうとした理由は、UDATSUの事業が、住む人が決まる前にプランを考えて作ってしまい、その部屋を売るわけですから、それを実際に買って住んでくださっているユーザーが、自分たちの暮らしに本当にフィットしていたかどうか、そこにすべての答えがあるからです。ユーザーのその後の暮らしぶりを拝見させていただくその現場には、もっとこうしたほうがよかったとか、こんな使い方があるのね、等次の商品企画につながるアイディア、ネタがゴロゴロころがっています。 「ユーザーレビュー」というタイトルにしたのも、UDATSU商品を実際住んでみて、それを使ってみたユーザーが、最高の理解者であり、その人の評価(レビューする)こそが、商品の本当の価値であるだろう、と考えています。

UDATSUユーザーには、こんな共通点があります。 まず、中古住宅を購入し、自分でリノベーションすることを最初は希望していたものの、やりたいことを全部やってかかる予算や、素材や色合わせ等、あらゆる項目を探して検証し、意思決定するために必要な膨大な時間と手間。そこまではやらなくていい、という理由から、「理想の家を自分でリノベする」そのことは断念しておこう、という人が多いこと。
次に、カメラマンを連れて訪問する、と事前にお知らせしているのですが、たいてい部屋が適度に散らかっていて、普段通りの日常の暮らしを見せてくれている、ということ。 これは、インテリア雑誌や有名設計事務所の施工事例のユーザーのように、部屋に余計なモノが全くないストイックな感じとくらべて、とても肩の力が抜けていて、いいなぁ、と思います。 最後に、奥様が、ほぼ例外なくウツクシイ・・・不思議なことにこれ、本当です。

また、初めて気づかされた事のひとつに、洗濯という家事について。 企画者がプランニングする時、洗濯機置き場のサイズは1LDKなら小型、3LDKなら大型、と部屋のサイズに比例させて考えるのですが、実際は、企画者の意図とユーザーの暮らしは違います。例えば、30代で忙しく働いている単身のユーザーのほうがむしろ、大型のドラム式洗濯乾燥機を必要としていたのです。お部屋訪問では、洗濯パンから洗濯機が、はみだして設置されていたりして・・・ それは、平日に洗濯している時間はなく、7日分の洗濯物を週末に一気に片づける傾向があることも初めてわかりました。

こういった経験から、他社がそうしている、今までそうしてきたからという住宅業界の常識は非常識そのもの。 これからの時代の暮らし方、ユーザーのニーズは、刻一刻と変化してゆくことを意識しない限りよい商品は企画できない、ということは何も住宅業界に限ったことではありません・・・ 自分たちの商品がどのような評価を受けているか、知ることができるチャンスであるユーザーレビューという業務。 自分たちの商品を選んでくださったユーザーに感謝する気持ち、自分たちはそんなユーザーに生かされているのだ、という気持ちからも、ずっと続けていきたいと思っています。