植物の春 2015(カルチャー)

April 13, 2015

こんにちは、宮島です。先日、ちょっとエスプレッソでもクッとひっかけるか、とカフェに入った時の出来事です。
ほとんどの客が、PCを開いていたり、読書をしている中、大きな声で話をしているテーブルがひとつだけありました。あいにく、その隣しか席が空いていなかったのです。盗み聞きをするつもりは全くなかったのですが・・・どうやら、隣はネズミ講勧誘のテーブルだったのです。
説明を聞いている「青年」と、主催者は「H」とします。(エルメスのベルトをしていたので)「青年」の話を要約すると、20代の時には地元の中古自動車営業マンとして、契約件数が県内NO1となり、年収が600万円を超えたその時をピークに、その後結婚して東京に出てきたたものの、いい就職がなく今は派遣社員で年収が300万円、生活が苦しく好きなモノも買えない、とのこと。「H」は、売れ筋で大き目のヴィトンの中から、PCを取り出して自分の事業システムを説明します。
要約すると、①株 ②不動産 ③ネットワークビジネスの3本柱が「H」の事業で、①②ともに元手はゼロでいい代わりに、出資者70%あなた30%というルールがある。③は自らの努力で力をつけることによって、いくらでも稼ぐことが出来る。最初は、どの事業でもあなたは選択することができるけど、まずは③で力をつけることをお勧めします、というもの。「H」の巧みな話術と、それに見事にだまされていく無知な「青年」。スリル満点のそのシーンをライブで聴いていると、ボクは青年に「ダメッ!その説明はウソだから!!」と思わず声をかけたくなる気持ちをグッと押さえて、気が付くと2時間もエスプレッソ1杯で滞在してしまいました・・・

さて、話はガラリと変わって、春の植物の「芽吹き」。(チョット変わりすぎですね・・・)UDATSU事務所に置いてある植物は、葉を楽しむものが多いのです。ケヤキの芽吹きはすごく可愛らしく、

モミジもまさに「オギャー」と声を上げたいけど声にならない、生まれたての赤ん坊のよう。

秋にはしとやかな花を咲かす、湿地に群生するレンゲショウマも芽をだしました。

活けた桜は花が散った後、透明感のある黄緑色の新緑がとてもフレッシュネス!

4月という新生活の始まり、別れや出会いの時期に、サクラは日本全国津々浦々、これだけ一斉に咲き乱れて、そして散る。世界でも稀な日本の資源です。これだけ多くの日本人が、満開のサクラを携帯で撮影してfacebookに上げています。
UDATSUの企業理念のひとつ「あったらいいな、を提供する」。つまり、多くの人がやっていることはやらない、という逆張りの行動指針からも、サクラは花が散った後、葉桜の新緑を楽しみ、モミジは紅葉が終わって散った後の枯れた枝を慈しむ、とすることにしたらどうかな?と。なぜならば、花が散り、新緑の葉桜が楽しまれた後、桜の木は来年花を咲かせるまで、誰からも注目されることはないのですから。だからといって、華があること、若さだけが人の注目を浴びるのは、女性と同じだ、などと例えるようなことを、私は断じて許しません!!