アドラーブーム(ライフワーク)

December 18, 2015

こんにちは。仕入担当のケンタロウです。「NPO法人アトピーを良くしたい」の活動でカウンセリング事業を進めるため、駒澤大学心理学科教授の八巻先生と打合すると同時に勉強をさせていただいています。

皮膚科医の清水先生からも、「けんちゃんは、いままでセンスだけでやってきたけど、ここからは、心理の学問が必要やで!」と言われ、確かにと思い(必要性を感じると単純バカ)で、今のめり込んでいます。
フロイトやユングは有名ですよね、私はこのアドラーブームがくるまで、アドラーについて知りませんでした。「嫌われる勇気」は80万部を超えたベストセラーです。これはアドラーを有名にさせるきっかけとなり、今では書店にいくとアドラーコーナーがあるくらいです。フロイトやユングは因果論の世界ですが、アドラーは違います。原因を考えるということは、過去を扱うということ。アドラーが扱うのは現在です。過去は変えられない普遍的な事実であるけど、未来は変えることが出来るといった考え方です。
カウンセリングの世界でも過去を扱うことが多い中、アドラーはトラウマの存在すら否定しています。ここが、今回アドラーブームに火が付いた要因だと思うのです。過去を完了するとかクリアにするということに捕らわれ、「過去をクリアにしなければならぬ」という思考は、行動を止めてしまいます。アドラーの考え方には気楽さがあるんですよね。

幸せとは何か?とか自由とは何か?をシンプルに考えているのがアドラーです。
承認欲求が強い人は、縦の関係しか作ることができなくて、人間関係においては、常にアドラーのいう横の関係を気づいていくことがHAPPYなことです(自分に言い聞かせてる!)また、仕事の本質は他者貢献や共同体感覚を重要視しています。他者貢献っていうと、自分を犠牲にして誰かに尽くすことと考える人もいますが、むしろ自分の価値を実感するためにこそなされるものなんですよね。良いエッセンスだらけで、いろいろ伝えたくなってしますが、興味ある方はぜひ読んでみてください。

学生の頃から、自分のあり方(モチベーションやマインド)によって、結果が決まることを大切にしてきて、それで仕事やアトピーを良くすることもやってきました。だから、このアドラーの言っていることがピンときたし、これはまだまだ勉強することで自分の人生にいかしていくことができる!と思ったのでした。ただ、あんまり心理とか哲学!とか言ってると怪しまれるので、控えめにしています。嫌われる勇気はどこにいった!?(笑)