現場(UDATSU)

December 17, 2014

こんにちは。現場作業の疲れを週末の銭湯で癒すのが定番になりつつある、現場担当の大久保です。ウダツに入社し、現場監督として働き始めてもうすぐ2ヶ月になります。
私は以前設計の仕事をしていましたが、その時に担当していた現場の監督が言っていたことを仕事中に思い出しました。「建築は機械が作ってるんじゃなくて、人間が作ってるから難しいんだよ」その時はなんて当たり前なことを言っているんだ!と思っていましたが、現場監督という仕事をし始めてその言葉の意味を理解しました。当たり前すぎてたまに忘れてしまいますが、この世の中にあるすべての建築は多くの人々の手で作られています。例えば、六本木ヒルズ周辺の再開発工事を行っていた時は、ピーク時に1日1万人もの人が現場で働いていたそうです。もちろん、ウダツの現場でも1万人では無いですが、1つの現場で10人~20人程の様々な業種の職人さんと一緒に現場を進めています。
そんな中で、現場監督の仕事は現場で働く多くの人に作業内容を的確に伝え、円滑に安全に工事を進めることです。…と、仕事内容を言葉にすれば簡単なのですが、その「伝える」という仕事がとても難しい。 それは、仕事を伝える相手が機械では無く人間だからです。3Dプリンターのようにデータを入力してあとは待つだけで完成!というわけにはいかないのです。

ウダツのように数十人の現場でも、工事の内容を的確に伝えるのはなかなか難しいです。それによって、段取りミスや、やり直しをお願いしたりすることもしばしば。まだまだ未熟な現場監督をしています。「ちゃんと伝える」映画の題名のようですが、これを現場でのテーマとして日々経験を積みたいと思います。
※写真は工事中物件のベランダからの眺め。晴れた日にはスカイツリーが綺麗に見えます!