こんにちは、宮島です。
White Box㎥の床には、無垢フローリングが使われます。しかし、無垢フローリングは、時間の経過とともにアバレ、湿度環境によって反って剥がれたり、浮いたりしますから、誰が住むかもわからない、あらかじめリノベーションされた販売用中古物件につかう材料としてはリスクを伴います。エイジングを楽しむことができる無垢フローリングが何年かたってくたびれ始めたとき、実際どのように手当てをして、さらに違った味わいを楽しむのか?
今回、今工事中であるUDATSUの賃貸物件で、それを実験してみたいと思います。
この物件は、前オーナーがLDKに無垢のパイン材にダークブラウンのワックスをかけて、5-6年使用したものです。床は日に焼けて、傷などのダメージもあり、使い込まれたいい感じに年を重ねています。
この味わいを活かしながら、アンティーク風の加工を加え、明るめの色に塗り直すことを計画しました。ベルトサンダーと仕上げサンダーを使って、床を少しずつ削っていきます。
せっかくなので、全部削らずにこげ茶の古い色を少し残して、木目模様にもワックスを少しだけ残すように削ってみました。
まず、塗る前の段取り、清掃をしていきます。無垢フローリングは生きている木と言えます。ですから、隙間なく貼っても収縮を繰り返し、アバレて、年月の経過とともに痩せていきます。(人間みたいに。。)隙間には細かい埃や汚れが溜まりやすい。スクレーパーで埃を掻き出して、掃除機で吸い取ります。
そしてワックス塗布へ。リボス(カラー:ウォルナット)を試してみると、色の吸い込みが少し足りません。乾いてもう一度塗ってみたのですが、多めに削った木の面にどうもうまく入っていきません。
次にオスモのパインとオーク、エボニーをそれぞれ試してみました。うーん、さすが!オスモはバシッと一発で色が入ります。高いだけのことはありますねー(2.5ℓ 22,669円 税込)
結局、オスモのオークに決定しました。 来週から塗装、仕上げ作業に入っていきますので、また仕上がりをレポートしていきます。